「バースフォトの個展をする」、これが私の夢。

帝王切開の写真

こんにちは、momokoです。今日は私の夢についてお話させてください。私の夢は、私ひとりの力では叶えられず、周りの方々の協力が必要なものです。この文章を読んで「協力したい」と思ってくださる方が一人でもいれば、と願いながら書きました。




目次

  1. 助産師と写真家として

  2. バースフォトへの想い

  3. 協力をお願いしたい方々

  4. 応援してくださる皆様へ




助産師と写真家として

2017年、私は大学病院の周産期母性科で助産師として働き始めました。助産師を目指した理由は、父が産科医だったこと、そして命の誕生と関わる仕事に憧れを抱いたことです。
しかし、実際に現場に立つと、妊娠・出産が単に幸せだけでなく、時に重く、厳しい現実と隣り合わせであることを知りました。救えない命を抱え、自分の無力さに打ちのめされた日もありました。それでも、どんな状況でも、ママたちが想うのはまだ顔も知らない、もしくは数分しか一緒にいない赤ちゃんのこと。その深い愛に、助産師として心を揺さぶられる毎日でした。

2019年、写真と出会い、カメラマンとしての活動を始めました。「何を撮りたいのか」と考えたとき、答えはすぐに見つかりました。

「私は助産師として写真家でありたい。」

助産師として出会ったママたちの深い愛や美しさを写真で伝えたい、そう思いました。これまでの経験をもとに、ニューボーンフォトや日常撮影を通してママと赤ちゃんの愛を形にしてきました。

そんな中で出会ったのが「バースフォト(出産写真)」です。初めてその存在を知ったとき、胸が熱くなり、「私が撮りたいのはこれだ」と心から思いました。

生まれたての赤ちゃん

2020年、私は夢の実現に向けて勤務先を変え、バースフォトを撮る準備を始めました。しかし、ちょうど新型コロナウイルスが流行し、出産現場への立ち入りが難しくなりました。新型コロナウイルスの影響で出産施設への立ち入りが制限され、苦しい日々もありましたが、当時勤務していたクリニックの院長やスタッフの協力で撮影を始めることができました。初めて分娩室でシャッターを切った瞬間、手が震えました。命の誕生を写真に残すことが、どれほど貴重で尊いかを全身で感じた瞬間でした。

2022年には友人と共に開催した写真展でバースフォトを展示し、多くの方々に見ていただけました。出産のリアルな感情や命の尊さが伝わり、「写真で伝える」ことの可能性を改めて感じました。

初めて撮影したバースフォト。

2022年に開催したグループ展『LIFE is』



バースフォトへの想い

その後、私は2年間ロンドンで生活をしました。異文化の中で新たな価値観に触れる日々は刺激的で、自分の人生について深く考える機会にもなりました。

その中で訪れたスウェーデンのFotografiska Museumで、偶然にもバースフォトの展示に出会いました。そこには様々な出産の形 — 自然分娩、帝王切開、ホームバース、LGBTQカップルの出産 — が捉えられていました。これを見たとき、私の中で「バースフォトの個展を開きたい」という夢が再燃し、改めて強い決意を抱きました。

バースフォトを通じて世界が変わるわけではないかもしれません。
けれど、こう思うのです。

出産を経験したママたちが、写真と自分の記憶を重ね、「私もこんなふうに命を産んだんだ」と誇りに思えたら。
これから妊娠・出産を経験する人たちが、自分はこんな場所で、こんな人たちに囲まれて、こんな風に出産するのだと知ってもらえたら。
出産を知らない人が、命の誕生を写真で知ることで、妊婦さんや子育て中のママたちに少しでも優しい世界が広がれば。

写真には、言葉では伝えきれない感情を届ける力があります。
それがママたちへのエールになるのだと信じて、私はバースフォトを撮り続けたいし、個展という形でその思いを表現したいと思っています。

帝王切開のバースフォト

協力をお願いしたい方々

最初にも記述しましたが、この夢は私一人の力で叶えることはできず、皆様の協力が必要です。
そこで、まずは以下のような方々の協力をお願いしたいと思っています。


1.バースフォトの撮影にご協力いただける妊婦さん

  • 出産予定日が2024年7月以降の方

  • 分娩施設で撮影許可が得られる方

  • 経膣分娩、無痛分娩、帝王切開など、分娩方法は問いません。

  • SNSや展示等、momoko個人の活動で写真の使用を許可していただける方
    (必ずご家族とよく話し合って決めてください。この写真はいいけど、この写真はNG、などの写真の選定はできません)

  • 関東近郊にお住まいの方。
    (スケジュール上お伺いが難しい場所もあるかもしれませんが、遠方の方で撮影をご希望の方は一度ご相談ください。)

  • 撮影費用は一切発生いたしません。

詳しくはzoomなどでご説明できればと思いますので、気になる方がいればお気軽にInstagramのDMよりご相談ください。
複数の応募があり、予定日が近かった場合、優先順位は先着順で決めさせていただきます。


2.バースフォトの撮影にご協力いただける助産師、医師の方

  • 2025年5月以降、バースフォトのご説明も兼ねて対面で打ち合わせを行います。打ち合わせ終了後、対象の妊婦さんを探していきます。

  • 場所は関東近郊。

  • 各施設、1-2件の分娩の撮影協力をお願いさせていただく予定です。

  • 分娩方法は問いません。

  • 撮影させていただいた写真は、各分娩施設にもお渡しさせていただきます。

出産は一人一人異なり、どれも素晴らしいものです。私が目指すバースフォトの展示では、どんな出産も素晴らしい、そしてどんな出産にも向き合う全てのママを誇りに思う気持ちを伝えたいと思っています。
ご自身が働いている分娩施設で、バースフォトに協力していただける妊婦さんを一緒に探していただけると嬉しいです。

3.応援してくださる皆様へ

ニューボーンフォトやファミリーフォトなどの通常の撮影を依頼してくださると嬉しいです。

今のところ、将来写真展の開催や、写真集の出版を目標に活動したいと考えておりますが、その際クラウドファウンディング等の資金を集める活動は行わない予定です。撮影のご依頼が、私にとっての活動の糧となり、精神的にも金銭的にも、個展に向けての応援となりますので、撮影のご依頼をお待ちしております。
しばらくの間はバースフォトの撮影を優先させていただく日々が続きますので、撮影日直前に撮影の延期をお願いするかもしれません。
そういった状況をご理解いただける方のみ、撮影をご依頼いただければと思いますのでご了承お願いします。

ここまで、長い文章を読んでいただきありがとうございました。
夢を達成できるよう直向きに走っていこうと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

momoko